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最終更新日 : 2024/01/17

SPFレコードを設定したい

SPFレコードとは

SPF(Sender Policy Framework)とは電子メールの送信元を偽る「なりすましメール」対策として、送信元メールアドレスのドメインが詐称されていないかを受信者が確認できる設定です。

SPFレコード設定の期待効果

スマートフォンのキャリアメール(docomo・au・SoftBankなど)は、メール受信時に、送信元のメールアドレス(From)のドメインのSPFレコードを参照し、正規のサーバから送信されているかどうかを判定しているという情報があります。
そのため、施設様で利用されているドメインのDNS(SPFレコード)に「予約番」サーバの情報を追加していただくことで、「なりすましメール」と判定される可能性が低くなり、キャリアメールをご利用の場合でも、予約者(会員)にメールが届く可能性が高まります。

※全てのメール受信を保証するものではないことはご了承ください。

SPFレコード設定方法

「予約番」にご登録の施設様メールアドレスが「(例)xxxxx@example.com」の場合、「(例)example.com」ドメインの情報を管理しているDNSサーバのSPFレコードに「予約番」サーバの登録が必要となります。
設定方法につきましては本案内をもとに、「(例)example.com」ドメインを管理されている御社システム担当者様や、ドメイン管理会社様にご相談ください。
なお、システム構成や契約上の制限などでSPFレコードの設定が容易にできないケースもあることは予めご了承ください。

「予約番」にご登録の施設様メールアドレスがフリーメール(xxx@gmail.comxxx@yahoo.co.jpなど)の場合、施設様に該当ドメイン(gmail.comやyahoo.co.jpなど)の管理権限がありませんので、SPFレコードを追加していただくことはできません。
管理権限のあるドメインのメールアドレス利用もご検討ください。

SPFレコードを御社のDNSに登録する場合、下記 【1】 または 【2】 の方法をご利用ください。

※SPFレコードの設定に誤りがあると「予約番」からのメール送信だけでなく、ご利用中のドメインのメール送信にも支障が発生する可能性があります。 設定後は必ずメール送受信の動作確認をお願いします。

【1】「予約番」のSPF登録情報を参照する(推奨)

御社DNSのSPFレコードに「予約番」のSPF登録情報を参照する設定を追加します。こちらのドメイン単位の設定の場合、今後、「予約番」サーバの追加などに伴うIPアドレスの追加(変更)が発生しても、御社DNSの SPFレコードの都度の修正は不要です。

項目
設定するドメイン 489ban.net
設定例(要素) include:489ban.net
設定例(SPF) "v=spf1 ・・・(省略)・・・ include:489ban.net ~all"

【2】メールを送信する「予約番」サーバをIPアドレスで直接追加指定する(非推奨)

御社DNSのSPFレコードにご利用いただいている「予約番」サーバのIPアドレスを追加登録します。下記のIPは、2023年9月8日時点の情報です。
IPアドレスで指定する場合、今後弊社側でサーバ追加や変更を行った場合は、御社DNSのSPFレコードの都度の修正が必要になります。(そのため、技術的な問題がなければ【1】のドメイン指定の設定を推奨しています)

項目 補足
設定するIP 153.127.211.138
153.127.211.139
153.127.211.140
153.127.211.141
153.127.211.142
153.127.211.136 2023月9月8日追加
153.127.211.137 2023月9月8日追加
設定例(SPF) "v=spf1 ・・・(省略)・・・ip4:153.127.211.136 ip4:153.127.211.137 ip4:153.127.211.138 ip4:153.127.211.139 ip4:153.127.211.140 ip4:153.127.211.141 ip4:153.127.211.142 ~all"

技術担当者様へ

Gmail送信規制の「大量メール送信」に該当しない場合「DKIMまたはSPFメール認証があること」がGmailへの送信条件になっています。「SPF(Envelope-From側)」「DKIM(第三者署名)」ともに、弊社にて「予約番」に設定済ですが、今後もガイドラインなどの解釈や翻訳が変更になる可能性があります。また、一部のキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)では、引き続き、施設様のメールアドレス(ドメイン)のSPFレコード設定(Header-From側)を重視している傾向があるため、以前にご案内したとおり、施設様ドメインでの「SPFレコード設定」は引き続き推奨事項としております。